楽天経済圏のパスポートである楽天カード。今や、会員数2,100万人を突破し、単純計算で日本の6人に1人が持っている計算になりました。サービス変更の影響も大きい楽天カードですが、この度、公共料金の支払いに関するポイント付与の改悪がありました。
これまで1%付与だったものが、特定の事業者に関しては、0.2%と付与率が大幅削減となります。
結論からお伝えすると、適切な事業者を選べば、そこまで大きな影響はないので、落ち着いて対策をしましょう。
公共料金等のカード利用獲得ポイントについて
2021年6月からの利用に関して、公共料金の利用における楽天カードの進呈条件が変更となります。(楽天カードのご利用明細に記載のご利用日が6月1日以降のものが対象とのことです)
まず、下記に記載されている「変更の対象となる利用分」以外のものは、変更にはなりません。
- 公共料金(電気、ガス、水道)
- 税金(国税、都道府県税など)
- 国民年金保険料
- Yahoo!公金支払い
税金や国民年金は、先人たちが色んな払い方を研究されていると思うので、この記事では、公共料金(電気、ガス、水道)について、考えてみたいと思います。
対象となる、事業者名はこちらです。
小売電気事業者
- 北海道電力
- 東北電力
- 東京電力エナジーパートナー
- 中部電力
- 北陸電力
- 関西電力
- 中国電力
- 四国電力
- 九州電力
- 沖縄電力
小売ガス事業者
- 北海道ガス
- 仙台市ガス局
- 東部ガス
- 東彩ガス
- 武州ガス
- 東京ガス
- ニチガス
- 京葉ガス
- 静岡ガス
- 東邦ガス
- 北陸ガス
- 大阪ガス
- 岡山ガス
- 広島ガス
- 四国ガス
- 西部ガス
- 日本ガス
水道事業者
- 札幌市水道局
- 仙台市水道局
- さいたま市水道局
- 東京都水道局
- 神奈川県営水道
- 川崎市上下水道局
- 横浜市水道局
- 浜松市上下水道
- 名古屋市上下水道局
- 京都市上下水道局
- 大阪市水道局
- 神戸市水道局
- 福岡市水道局
どれも、ザ・公共料金、という、電力やガス自由化が行われる前から、その地域で供給を担っていた会社が多いですね。
例えば、私が住んでいる東京都の場合、東京都水道局では、口座振替をすれば、50円の割引があります。おおよそ2か月に1度で4千円払っているので、1%ほどの割引ですね。
口座振替にしてもいいのですが、クレジットカードにまとめておきたいので、楽天カードから移行する予定もありません。
電気料金と、ガス料金については、もし上述の会社を使っておられる方は、この機会に乗り換えてみてもいいかもしれません。
私の家では、電気は「楽天でんき」、ガスは「ENEOSガス」を利用しています。切替はとても簡単で、申し込む以外にやることは特にありません。
光熱費の単価自体も下がることが多いですし(電気料金は各社特色があるため、よく計算してみてください)、一度、切り替えてしまえば永続的に固定費が下がるので、とてもおすすめです。
楽天でんきは、その名の通り、同じ楽天グループの楽天モバイルが運営していますし、ガソリンスタンドを含めたENEOSと楽天カードは、0.5%のポイントアップキャンペーンも行っているので、この2社に関しては、当面、改悪されることはないと思っています。
この改悪を通じて、楽天グループが、自社の「楽天でんき」「楽天ガス」に顧客を誘導しようとしているならば、なかなかしたたかですね。楽天ポイントが消費出来ないくらい貯まっている人は、楽天ガスまで加えてしまってもいいかもしれません。
ぜひ、固定費の節約にチャレンジしてみてください。
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