先日、2020年11月に家計簿ソフトである「マネーフォワードME」のアプリ版に、確定申告のボタンが追加リリースされました。
目的は、同じくマネーフォワードが出している「マネーフォワード クラウド確定申告」データを連携させて、個人事業主や副業の確定申告をスマホ上で完結させるため、です。
11月時点では、確定申告ボタンのみ実装されていますが、今後、雑所得や医療費控除にも対応し、2月にはe-taxに対応することで、2021年2月の確定申告シーズンに対応する予定だそうです。
アプリから、マイナンバーカードを読み取ることで、確定申告書の送信までを手伝ってくれるみたいです。
私は、マネーフォワードを6年以上利用していますが、この機能はある種待望の機能だったと言っても過言ではありません。プライベートと分けたい費用がある人にとっては、非常に便利な機能になるのではないでしょうか。益々、マネーフォワードが手放せないようになってきました。
なお、家賃や光熱費など、一律の家事按分まで設定できるそうですが、株式投資(譲渡株式・配当)などの確定申告には対応していないそうです。昨今、楽天証券やSBI証券を利用し、株式投資を行う人も増えてきたので、この点に関しては、今後、改良されることを期待したいですね。
対象者
- ・個人事業主、フリーランス
- ・事業収入があり青色申告する予定の人
- ・特に、銀行口座やクレジットカードを事業とプライベートで分けていない人
特徴
普段、プライベートで利用しているマネーフォワードMEと一緒の画面で、確定申告に向けた「仕訳(しわけ)」が出来ます。
やることはとても簡単で、①確定申告に必要な項目は「確定申告ボタン」をオンに、②確定申告オン/オフ専用の画面で、まとめて登録が可能
「マネーフォワードME」に記録されている明細の中で、確定申告をする項目があれば、明細をタップして詳細画面を開きます。そして、今回のアプリアップデートで、「確定申告」というボタンが出来たので、このボタンをオンにするだけ。とっても簡単です。
確定申告の申請にも
あくまで確定申告のために設けられたボタンなので、この項目をアウトプットすることが重要です。
マネーフォワード社は、「マネーフォワード クラウド確定申告アプリ」というアプリも展開しており、ボタンオンにした項目を、このアプリに取り込むことが出来ます。
なお、今後、マネーフォワード クラウド確定申告アプリでは、2021年の2月の確定申告シーズンまでに、申告書の作成から提出までをスマートフォンで終わらせることが出来る、電子申告機能を提供開始されるそうなので、とても利便性が高まりそうです。
この機能も、実装され次第、ブログの方でご紹介したいと思います。
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