本日、2020年11月12日に、楽天の第3四半期の決算が開示されました。
この決算資料の中で、楽天モバイルの最新のユーザー数が公表されています。
2020年11月現在、累計160万回線、とのことです。
累計とあるので、ポイントだけ取得し、即座に解約した回線も含んでいるのでしょう。何とも楽天らしい表現です・・・。
私は、4月の正式サービスイン、そして6月末の100万回線突破のIRを見て、無料となる300万回線には12月末までに到達するのでは、と甘い見込みを立てていましたが、見事に外れそうです。
決算のグラフを見る限り、月々15-20万回線の増加スピードなので、これが今後も単調に増加するとして、12月末に200万回線に到達せずに終わるのではないでしょうか。
決算の中でも、無料期間が2021年4月で終わるので、と語っていたことから、恐らく2年目は有料の料金を取るのでしょう。2,980円と比較的安い金額ではありますが、無料サポーター時代から使っていたユーザーとしては有料になるのは心情的には残念です。
楽天モバイルとしても、MNO事業での売上を立てないといけないのでしょう。
一方で、先日の「世界経営者会議」にて、三木谷会長が、「携帯通信網技術を輸出」と語っています。楽天の世界への5Gの販売は、以前から言われていたことで、特に驚きはないのですが、
この記事の英語版に、興味深い内容があります。
要するに、「2,980円の楽天モバイルの月額料金は、楽天市場で使えるポイントに換算されるため、基本的にスマホは無料になる」と言っているのです。本当にこんな世界が訪れるなら、是非楽天には頑張って欲しいです。楽天市場でギフト券を買うなりすれば、実質は無料ですから。
The 2,980 yen monthly service fee translates to points that can be redeemed for purchases on Rakuten’s marketplace. “So basically your phone will be free of charge,” Mikitani suggested.
NIKKEI ASIA Rakuten CEO takes on Japan’s entrenched telecom incumbents
また、プレゼンの中では、楽天モバイルの申込者の内訳にも触れていました。申込者のうち、今まで楽天を使ったことがないユーザーは15%程度。そのうちの35%が半年以内に、様々な楽天のサービスを利用しているそうです。
例えば、資料には、「楽天市場(25%)」「楽天カード(10%)」「楽天銀行(5%)」が挙げられていました。楽天モバイルをキッカケにして、関連サービスを利用出来ている様子がよく分かります。
なかなか面白い決算だったので、私は楽天を利用しつつ、今後も動向を確認していこうと思います。
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