最強の公共施設は、母校の図書館である
社会人の私が、都内でのんびり勉強する場所を確保するにあたり、最も活用している施設があります。
それは、自分が卒業した大学、つまり母校の大学図書館です。
大学を卒業された方には、皆さん1校ずつ、母校が存在しますが、その図書館こそ、私がお勧めする勉強場所ということです。もちろん、図書館によっては、卒業生が利用できる・できない、はあると思います。
大学によっては、大学図書館を、その卒業生も利用可能となっています。
本記事では、東京大学を例にして、大学図書館の使い方について、説明してみたいと思います。
東京大学の場合
- 使用料 ・・・学部、または大学院の卒業生は永年無料
- 蔵書の閲覧 ・・・可
- 蔵書の貸し出し ・・・不可
東京大学には、都内に大きく2つ、本郷キャンパスと駒場キャンパスがあります。
多くの方がイメージされるのは、「赤門」で有名な本郷キャンパスではないでしょうか。
この赤門で有名な東京大学には、それぞれのキャンパスに、
- 総合図書館(本郷キャンパス)
- 駒場図書館(駒場キャンパス)
という、それぞれ大きな図書館と、新しいキャンパスである柏キャンパスに、柏図書館があります。
東京大学には本郷キャンパスに総合図書館、駒場キャンパスに駒場図書館、柏キャンパスに柏図書館があります。各学部や研究所等にも27の部局図書館・室があり、これを総称して東京大学附属図書館と呼んでいます。
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja
多くの東大生であれば、1年生から駒場、2年生の後半からは、本郷キャンパスに通われていると思うので、上記2つの図書館には、試験勉強時など、馴染みがある学生が多いでしょう。
私も、駒場生時代に、当時はまだ一部工事中の駒場キャンパスで、いつもギリギリに単位取得の勉強に励んだものです。
なお、余談ですが、本郷キャンパスが長かった私が、好きな図書館を挙げると、「医学図書館」「工学部2号館の図書館」です。
医学図書館は本郷にあるのですが、基本的に、医学部医学科、医学部看護学科の学生、もしくは職員の方が使われており、8時半~20時まで開館しています。
本郷生にとって、場所が分かりづらいのか、穴場だからなのか分かりませんが、空いていることが多く、お気に入りの場所の1つです。(※日曜は閉館です)
私は都内勤務で、仕事終わりの平日、時間がある時には、夕方は医学図書館、その後は学食を食べた後、総合図書館に移動して、閉館22時半まで、いま取り組んでいる勉強をすることが多いです。
都内にある、社会人向け有料の図書館も長く契約していたのですが、この大学図書館の有意義さを発見してからは、使う頻度が下がり、先日解約することとなりました。
ちなみに、本郷にある総合図書館本館の館内には、1Fに新聞コーナーがあります。日経新聞といった新聞の朝刊・夕刊も読めますし、バックナンバーも揃えています。2Fには自動販売機も備わっています。国立大学として、長期間、国費が投入された結果だとは思いますが、素晴らしい施設だと感じています。
昨今、赤門の目の前に楽天モバイルの基地局が設置されたからか、通信環境もとても良好で、無制限のネット環境を味わいながら、勉強、開発に打ち込んでいます。
大学は端的な例ですが、こういった価値ある公共サービスは、日頃税金を投入している社会人こそ、ぜひ使い倒したいところです。インフラを使わせて頂いている分、何か、国に還元できる取り組みが出来るよう、私も精進していこうと思います。
他の知人に聞いた話によると、私立大学でも同様の図書館はあるそうなので、卒業生が使えるかどうか、一度、問い合わせてみるのが良いでしょう。
卒業する前に入館証を発行しよう
いま東京大学に所属されている学生の方は、卒業するタイミングで必ず、「卒業生入館証」を発行されることをお勧めします。
■東京大学附属図書館入館証について
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/contact/alumni
なお、学部・研究科の事務局に「卒業証明書」をもらいにいけば、卒業後であっても、入館証を作ることは可能です(私はそのパターンでして、社会人で平日に大学まで行くのに、かなり苦労しました)。
与えられた環境を使い倒しましょう。あくまで、最も勉強に意欲があり、集中している現役学生に配慮はしながら、ではありますが。
まとめ
卒業生は誰でも、「東京大学附属図書館入館証」を発行することができます。東大のほぼ全ての図書館に入館して資料の閲覧ができますが、図書の貸出は受け付けていません。
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