Google が送金サービスのプリンを買収

雑記

おはようございます。

先日、日経新聞の報道にもあった通り、 Google が送金サービスのプリンをメタップスから買収するという報道がありました。

事前の報道通り、ストックオプション含む、およそ200億円で、Googleはプリンを買収する模様です。

Google にとっては、スマートフォンのシェアが、米国と同じく、iPhone と Android が半々のようなマーケットですが、 Google がここで送金サービスのシェアを取って来ようとしてきています。

米国では Google は、Androidだけではなく、iOS のエコシステムにおいても、送金サービスのアプリをローンチしています。個人間の送金を Google アカウントや電話番号と言ったもので、利便性高く実現しています。

日本では、2018年のPayPay誕生からQRコード決済を中心に、PayPay や LINE Pay、 そして楽天ペイといったような QR コード決済業者に集約されています。経済産業省のキャンペーンもり、業者が淘汰されて、QRコードに関しては、PayPay(相互利用のLINE Pay)、楽天ペイ、そしてd払い、といった業者が優勢です。PayPayは4,000万人ものユーザに到達しようとしていますが、今まではキャンペーンのばら撒きでユーザーを獲得してきた側面があり、2021年10月以降に予定されている、店舗側の決済手数料の導入次第では、今後も継続して利用されるかは、まだまだ未知数です。営業力のあるソフトバンクが運営しているため、上手く着地点を探っていくのだとは思っていますが。

今回、Google はキャッシュレス化が進んでいない日本において、 送金サービスの送金のシェアを取ろうとしています。

もし個人間送金にニーズがあるのであれば、既に LINE Pay が覇権をとっていてもおかしくないのですが、実際に LINE Pay で送金をしている人はかなり少ないですし、PayPayですら送金を利用している人は少ないままです。

Google のサービスでは、Gmail や Google カレンダーといったサービスだったり、 YouTubeはヒットしていますが、 Google は開始したサービスで普及しなかったものも数多く存在します。今回の Google の送金サービスは、私は米国でVISAと米シティと組んでいる Google カードを、日本でも開始できるかどうかが、肝だと思っています。米国では、 Apple はマスターカードとゴールドマンサックス証券と組んでアップルカード発行しています。彼らプラットフォーマーが、日本でクレジットカードを発行し始めると、かなり金融システム市場で、存在感が出てくると思っています。

送金だけでなく、決済まで把握して始めて、価値が生まれてくるはずです。

今回のプリンの買収が、今度どのような形で実を結ぶのか、注目していきたいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました