羽田新飛行経路の騒音について

雑記

東京に住んでいる方だと、昨今、大きな音とともに、急に上空に飛行機が通過し、ビックリしたことがあるのではないでしょうか。

2020年3月29日から、羽田空港への新航路が運用開始されました。

開始当初は、コロナの緊急事態宣言による減便もあり、騒音はあまり気にならない程度でしたが、昨今は国内線の便数も戻ってきており、15時~19時の間に、上空を通過することが増えています。

元々、この新航路は、国際線の発着回数を増やすために運用が開始された経緯があるのですが、現状、国外との行き来はかなり制限されており、この新航路の恩恵を十分に受けられる状況ではありません。

毎日、新航路が使われるわけではなく、特に騒音が気になる着陸だと、南風の時に、新航路が運用されます。

こちらの記事によると、「年間約4割吹くとされている南風時は、15時~19時のうちの約3時間程度運用しております。」ということで、およそ3時間程度の運用になるそうです。

羽田空港のこれから - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

この航路は、着陸の便数を増やすために行われているのですが、A滑走路への着陸(約14便/時)、C滑走路への着陸(約30便/時)となり、多い時では、2分に1度、飛行機が通過することになります。

主に飛行経路にあたる、品川・白金高輪・広尾・麻布・赤坂・渋谷付近では、かなり騒音が気になる状態です。

以前に一度成田空港の近くのゴルフ場に行ったことがありますが、成田空港も2分に1度のペースで、4発機であるエアバスA380、ボーイング747が飛んできて、とてもうるさかった記憶があります。

もちろん、国内で市街地に近い飛行場と言えば、福岡空港や、伊丹空港があります。

福岡空港は、博多駅まで地下鉄で数分と、とても利便性が高いため、福岡に訪れる際は、いつも便利だなあ、という感想を持っています。

ただ、福岡空港は、決して2分に1度のペースで飛んできません。羽田空港の新航路で気になるポイントは、飛行場が上空を通ることではなく、その頻度があまりにも多すぎることなのです。

昨今、テレワークが定着し、私も自宅ではノイズキャンセリング機能が付いたヘッドフォンを利用しています。BOSE社のQuietComfortというものですが、BOSEのノイズキャンセリングは、米国空軍にも提供している技術力なので、かなり騒音をシャットダウンするはずです。しかし、それでも音が聞こえるくらいなので、通過時のdBはそれなりに大きなものだと思います。

自分も飛行機が好きで、よく利用するため、決して新航路に全面的に反対という立場ではないのですが、実際に住んでいて、結構気になるレベルなので、頻度をコントロールするなど、もう少しより良い運用体系を模索して欲しい、と国土交通省には思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました