クレジットカードの券面の時代

雑記

増税対策の一環として、2019年の経済産業省のキャンペーンから始まったキャッシュレス決済。

2020年は突然のコロナ禍ということも相まって、すっかり現金を使うことが無くなりました。

この1月から、緊急事態宣言も始まり、飲食店に行く回数も減りました。

地元の商店街で、唯一、現金を使う箇所だったパン屋さんも、12月からクレジットカードや電子マネーを取り扱うようになり、いよいよ現金の出番が無くなりました。

今まで、現金を使った後の小銭は、小銭貯金するようにして、財布の中にコインを入れない生活に取り組んでいたのですが、その習慣も途絶えそうです。

マネーフォワードで現金での出費を管理する必要もなくなり、クレジットカードで支払えば、自動的に明細も見れますし、本当に便利になりました。

「クレジットカード」と書いていますが、実質、ほぼJCBの電子決済であるQUICPayを利用しています。

QUICPayでは、(アメックス以外はほぼ)明細が見れるので、クレジットカードで支払っているのと変わりありませんし、ほぼすべてのカード会社が、QUICPayでの利用に対しても、ポイントを付与しています。

そして、友人と飲食に行く機会も減り、仮にランチ等で行っても、PayPay(たまにLINE Pay)による電子マネーでの割り勘になるようになりました。

もうお札すら使う機会がなくなり、ATMは月1-2回のペースで十分です。

キャッシュレス決済もここまで来たか、という印象があります。

ここまでキャッシュレス決済が来てしまうと、必要がないものがあります。

そう、クレジットカードの券面(おもて面)です。

昔は、ブラックカードを出す人がステータスだった時代もありましたが、今では、クレジットカードを出す回数も激減しています。

一昔前は、楽天カードのデザインがダサいなどと言われましたが、楽天カードの普及率が2000万人を超えたこともあり、日本国民のデフォルトカードとしての存在感を出してきています。

漢字で「楽天」と記載されていたのが、英文字で「Rakuten」と表記変更したのも、良かったのでは、と感じています。

そう考えると、2020年を境に、クレジットカードの券面を重視する時代は終わったのではないか、そう思うのです。

Apple Cardが上陸すると、アップルのブランド力を持って、日本でも普及することが予測されますし、カードの券面で他人との差別化をする時代ではなくなります。

今までカッコいいとされていた、ダイナースクラブ、アメリカン・エキスプレス、JCBのザ・クラスなど、そういったステータスカードのステータスは、カードの券面で示すものではなくなり、単にスマートフォンの機種に代替されていく、そうなるのは確実です。

カードの付帯サービスそのものがより高品質に要求される世の中になってくる中で、カード会社がどういった戦略で差別化していくのか、見守っていきたいと思います。

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