新しい楽天経済圏へのパスポート

楽天モバイル

楽天カードと楽天モバイルが経済圏のパスポートなりました。

私は楽天モバイルが正式にキャリア事業を開始する前に、無料キャンペーンユーザーを募集していた時からの、楽天モバイルユーザーです。かれこれメイン回線として、1年以上も楽天の携帯を使っています。

東京23区に住んでいますが、特に問題なく使えており、確かにたまに居酒屋の奥の席だと、電波が微小で調べものできない時もあるにはあるのですが、致命的に困ったことはあまりありません。また、現在でも300万名対象の無料キャンペーン期間中で、携帯代金の出費もなく、かなり家計が助かっています。大満足です。

そんな楽天モバイルですが、2021年1月29日午後に、新料金プランを発表しました。

結論からお伝えしますと、SPU+1倍が確実にもらえる楽天モバイル回線はサブ回線でもいいので、まず契約してしまいましょう、ということです。

現行の「Rakuten UN-LIMIT V」から、1GBまで0円、どれだけ使っても無制限で2,980円(税別)の「Rakuten UN-LIMIT VI」にアップデートされることが発表されました。楽天モバイルは「ワンプラン」を売りにしているので、現行のVユーザーも、4月1日、VIに自動アップデートされます。

また、今回の大きな発表と言えるのが、1人1回線目に限り、1GBまで0円から保持できることになりました。そして、この回線保持しておくだけで、なんとSPU倍率の対象になることも、明らかになっています。

結論、とりあえず持っておくか、というユーザーも迷うことなく、楽天モバイルに加入だけしておくのが、とても大事になっています。

楽天モバイル

パスポート

いま楽天経済圏のパスポートといえるものは、言わずもがな、楽天カードです。

入会の審査はありますが、楽天カードは比較的入会しやすいカードと言われております。それは、与信審査を都度行うからで、まずは入会の敷居を出来るだけ下げて会員になってもらい、入会後、段階的に与信を行うという仕組みを導入しているからです。これは、アメリカン・エキスプレスなども独自の審査をしていることで有名なので、アメリカン・エキスプレスのグリーンカードも入会しやすい部類に入ります。

また、昨今の楽天としては、カード事業はリボ払いの金利収入で儲けていることもあり、とにかく会員数を増やしてしまいたい目的があります。

楽天カードを持つ人は、楽天かードを持たない人に比べて、楽天市場をよく使っていると発表されており、先日は会員数も2,100万名を突破したとリリースがありました。取扱金額も、このコロナ禍で通販が伸びたこともあり、日本トップの模様です。

そんな楽天ですが、この度、カードに続く新しいパスポートを用意してきました。それが、楽天モバイルを0円から持てることです。

この0円というのは、楽天側にとっては、顧客管理などのコストがかかるものの、現在無料キャンペーン中で利用しているユーザーを繋ぎとめる効果としては抜群ですし、品質が悪くても、とりあえず入会してしまおう、という顧客を囲い込むことにも繋がります。

SPU+1倍になることで、人々はより楽天市場を利用するようになるでしょう。

楽天カードと楽天モバイルを、強い訴求にしていこうという考えが、とても全面に出てきています。

2021年夏に向けて、人口カバー率も96%を目指していますし、ユーザーが増えれば増えるほど、総務省から品質も厳しく管理するように指導が入ると思いますので、そのうちプラチナバンドも付与されることになると思います。

1年2年単位でみれば、使える携帯会社になってくれるでしょうし、1,000万人のユーザー獲得も決して夢物語ではなさそうです。

マーケティングコストの圧縮

楽天の想定通り、まずはSPUのために楽天モバイルを契約し、電波がよくなってきた頃にメイン回線に昇格してもらう、という段階を踏めば、マーケティングコストの削減に繋がります。

1GBも使われないのであれば、楽天がKDDIに支払うローミング費用も発生しません。とにかく、回線品質が向上するまでの時間稼ぎとしては、とてもよい施策になりました。

三木谷会長も囲みインタビューで語っていましたが、マーケティングコストをかけなくていいのは大きいと考えられます。もともと新規参入の際に、薄利多売のビジネスモデルを設計していたと思いますし、通信事業は利益率が20%前後と高いビジネスなので、楽天モバイル単体で黒字にはしたいのは当然あったと思います。しかし、政府の意向もあり、予想より早く値下げ合戦になりました。

以前より、楽天モバイルは楽天ポイントで全額支払えると訴求していましたし、携帯事業は経済圏への客寄せの意味合いがかなり出てきたのではないでしょうか。

パスポートとしての「楽天カード」と「楽天モバイル」です。

また、今でこそ0円、980円、1980円と安い段階性の価格帯を打ち出していますが、まだ全く5Gのエリアが進んでいない楽天ではありますが、今後中期的に5Gが普及してくれれば、確実に3GBや20GBでは不足してきます。そうなると、最大料金の2,980円に頭打ちしてくれるユーザーが増えるので、今回単価は値下げしましたが、中期的には平均単価は上昇してくるのは間違いないので、値下げしていないことになります。

大手キャリアの5G無制限プランが、絶対に2,980円にはならないという自信があった上での料金設定なのでしょう。これは非常によく練られたプランを出してきたなぁ、という印象です。新プランが発表される前は、私は1,980円に全額値下げするのでは、と思っていたので、ちょっと予想の斜め上をいかれたなぁ、という気持ちがしています。

今後、益々面白い展開になってきたので、動向は確認していきたいと思っています。

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