楽天モバイルは、7月8日に新しいアプリをAppleStoreにて公開しました。
それは、「楽天Link」というアプリで、このアプリを使えば、国内の通話料が無料になる、要するに電話アプリです。デフォルトで搭載されている電話アプリですと、国内通話は有料になるのですが、このアプリを介して通話をすれば、一部例外はありますが、無料になります。
Androidでは、無料サポーター時代から導入されていましたが、この度、iPhoneでもようやくアプリが登場しました。
もちろんアプリの登場自体はとても喜ばしいのですが、どちらかと言えば、楽天モバイルが噂通りに、日本市場でiPhoneを重要視していると言うことがわかり、一安心しました。
かねてより、日本で過半数のシェアがあるiPhoneを取り扱わないという事は、そのまま日本のシェアを半分以上失った状態であることを意味するので、普通に考えるとiPhoneに対応しないという事はあり得ません。
一方で、アップルという会社は、NTTドコモがiPhoneを使うとき、ソフトバンクやKDDIと比較して、かなり遅かったことからわかるように、取引先相手にある程度のiPhoneの出荷量を求めてきます。
楽天の場合は、新規参入者ということもあり、そもそもの携帯キャリアの契約数が先日100万件を突破した程度なので、アップルからすると取引先としてはまったく魅力的でもありませんが、日本市場では、特にiPhoneのシェアが大きいという事情もありますので、多少譲歩してでも、契約はするのだろうと予測が出来ます。
楽天モバイルとしては、次の新型iPhone、iPhone12から、正式に発売が認められるというロードマップを考えていると思いますが、今回のアプリのリリースにより、やはり楽天モバイルが、iPhoneを重視していることがわかりました。
従って、かなりの確率で発売されると思っています。
楽天LInkもアプリなので、通話品質等の問題が多少あるだろうと思いますが、税抜2,980円で、データ使い放題、通話し放題、という料金設定は、実際のところ、かなりのコスト競争力があると考えます。
もちろん、エリアの問題もあり、また今後、どこまで楽天モバイルが、自社の基地局を増やすのかという判断とも関わってきますが、正直、シェア70%で打ち止め、山間部には基地局を設置しない、という可能性すら、個人的にはあると考えています。
しかし、もしエリア内にお住まいであれば、これほど安い金額、特に今は1年間無料というキャンペーンを実施していますので、ほぼ実質無料という中で、ここまで携帯サービスをまるで湯水のごとく使えるということに感謝したいと思っています。
今やデータ通信は、空気とまでは言いませんが、生活に必要不可欠だと思いますので、こういったインフラを格安でやってくれると言うのは、消費者としては本当にありがたいです。
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