「電力自由化」という言葉は聞いたことがあったのですが、「ガス自由化」という言葉は聞いたことがありませんでした。それもそのはず、電力自由化が始まったのは、2016年(平成28年)4月1日で、ガス自由化が始まったのは、その1年後の2017年(平成29年)4月1日からです。
電力自由化によって、電気小売業への参入が全面自由化され、消費者が電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになりました。ガス自由化はそのガスバージョンです。
私も、最初は電力から始めました。東京電力から、他社(最初は東京ガスの電気にしました)に変えてから、同様にガスも変えてみよう、と思うようになりました。
どのガス会社を選んだか
特に、オススメのガス会社と言うものも特に無いのですが、東京ガスからの料金比較がシンプルでわかりやすかったことや、大手企業という点を踏まえて、ENEOSガスにしました。
ENEOSガスにした理由ですが、
- 時価総額1.5兆円の大企業
- 今後、自社供給の可能性がある
まず、東京ガスと比較して、資本力が大きい、という点に魅力を感じました。
私も知らなかったのですが、JXTGエネルギーは、15年以上の歴史もあるそうです。
JXTGエネルギーは、ガス事業をはじめて15年以上の実績があります。
独自の供給源の確保に加え、ENEOSでんきの営業体制やノウハウを最大限に活用して、安心・安全のガスをおトクにお届けすることが可能です。
https://www.noe.jxtg-group.co.jp/gas/charge/
東京ガスも電力・ガスのセット割引で、東京電力に攻勢をかけていますが、ガス事業では、他社への流出を招く結果となっています。
そして、ENEOSガスにしたもう一つの理由が、今後自社でガスを調達する可能性に魅力を感じたからです。
東京ガスも株式を持つほど好きな企業ではありますが、どうしても今後の見通しを考えると、事業エリアがENEOSと比較して、機動力に欠ける部分があり、ENEOSガスにしようと決心しました。
電力切り替えの際に、電気も「ENEOSでんき」にしようかと考えましたが、楽天経済圏で手に入れた楽天ポイントが毎月余っているので、楽天でんきでこのポイントを消化しようと思い、電力は楽天にしました。
料金
ENEOSガスの料金体系は、ENEOSのページに明記されていますが、明らかに東京ガスよりも安い料金体系になっているので、これは切り替えない方がおかしいと思っています。(アフターフォローが、東京ガスと異なる点があるかは、私は未体験なので、割愛させてください)
標準プラン(TK)の場合で、
- 基本料金 ・・・ 東京ガスの一般料金から4%おトク!
- 従量料金(従量料金の単価×ガス使用料) ・・・ 東京ガスの一般料金から4%おトク!
- 原料費調整額 ・・・ 東京ガスと同額
電力の構成を見ても、東京ガスから4%も減額された料金なんです。
まとめ
インフラ企業を選定するのは、携帯キャリアを選ぶような同じで、調べる楽しみがありますし、何より固定費が明確にカットされるので、節約に効果抜群です。
なお、ENEOSガスは3ヶ月ほど前の2019年10月頃に、切り替えましたが、何不自由なく機会が終りました。東京ガスの領収書に記載のある、ガス供給地点を書いてしまえば、それで解決です。
強いてデメリットを言うならば、もしクレジットカードを切り替えたいときは、ネットで出来ないため、カスタマーセンターに電話をすることが必要らしいのですが、それ以外は特に不満は感じておりません。
利用で貯まるTポイントは、SBIネオモバイル証券を使い、株に変えて、現金化に貢献させています。一部は、JXTGホールディングスの取得に使いました。
私も2019年に固定費を下げようと思うようになりましたが、切り替えの際の1番のハードルは、自分のマインドです。やる前は、かなり面倒な気持ちになります。しかし、固定費に手をつけてしまえば、切り替えるときのハードルがとても低くなり、次々に、あれもこれもと、変えてみたくなるでしょう。
最初の対象がガスでなくても、電気でもいいと思いますので、是非始めてみてください。きっと変えること自体が楽しくなってくるはずです。
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